デザインの方向性は決まったけれど、それをどのように表現すればそれっぽい雰囲気になるのかわからない。
これは初心者にとって大きな悩みのタネですよね。
実は広告デザインの雰囲気は、3つのラインを意識すればそれっぽくなります。
ただし、注意ですが、
ここでの狙いは雰囲気作りです。
感覚的な要素なので、これを原則的に難しく考えずに、「〜っぽい」を意識して実践に取り入れてみる方が自然に出来上がります。
きっとリズム感の出し方がわかるので、表現は格段にUPしますよ!
デザインにおけるラインの役割とは?
ラインを意識するだけで、平坦なデザインにリズム感を持たせることができます。
例えば、今のあなたの感情を1本の線で表してみてください。
- 落ち着いている=真横に一直線
- 何だか悲しい=点線や破線(←ネガティブな広告をデザインをするケースはないので今回は説明しません)
- 何かにワクワクしている=曲線や波線
- 何だか暴れたい=激しい線やジグザグの線
を描くはずです。
これ、デザインでも同じなんです!
広告デザインはこのような感情をラインにしてデザインにしているケースがほとんどです。
どういうラインが使われているか、実例を見ていきましょう!
シンプルなデザインで意識するラインは「直線」
「直線」は
- 「整理」
- 「整然」
- 「整列」
- 「整頓」
などをイメージしたい時によく使われます。
例えば、法律事務所や、経営コンサルタント、病院など、信頼性を重視する仕事などのデザインに多く使われています。
割とカチッとしたスタイリッシュなイメージになるので、シンプルさや真面目さなどを表現するデザインに有効です。


参考:パナソニック汐留美術館「REVALUE NIPPON PROJECT」
楽しさを出すデザインで意識するラインは「波線」
「波線」は、
- 「動き」
- 「楽しさ」
などをイメージしたい時によく使われます。
ポップさや、かわいさなどを表現するデザインに有効なものです。

参考:パルコ

参考:東京タワー
アクティブさを出すデザインで意識するラインは「ジグザグ線」
「ジグザグ線」は、
- 「興奮」
- 「激しさ」
- 「躍動」
などをイメージしたい時によく使われます。
スポーツや音楽など、アクティブさを表現するのに有効なものです。

参考:『ハイキュー!!』cinemacafe.net

参考:パチンコ・スロットやすだ

参考:大正製薬 コパトーン
まとめ
どうですか?
たかが線ですが、この線という概念をイメージするとデザインにリズム感が出て、雰囲気はガラリと変わるはずです。
今からデザインするものがどういう感情のものかをイメージして、全体のデザインを考えてみてください。